森林環境教育推進事業の一環として、5・6年生が、姶良市蒲生の県森林技術総合センターで、森林について学習しました。初めに、当センターの片野田逸朗先生から「生物多様性」について、教えていただきました。
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、「生物多様性」とは、地球上には、様々な生物つまり植物や動物が存在し、それらの生物は、すべてつながっていることをいいます。
その後、センター内の樹木を見学するつもりでしたが、あいにくの雨で、室内で葉っぱ当てクイズをしました。机の上に26種類の樹木の葉っぱを並べ、片野田先生が示した葉っぱと同じ葉っぱを当てたらポイントがつきます。ハエたたきを一人一人手に持ち、分かった子どもたちは、思い切りたたきました。
5年生対6年生で対戦。結果、16対10で、6年生の勝利でした。
ゲームを通して、改めて様々な形や大きさの葉っぱがあることが分かりました。
当センター内の見学もしました。樹病研究室では主に害虫について研究しています。担当の先生が大型顕微鏡で、松を枯らすカミキリムシを拡大して、頭部や体の様子などを見せてくださいました。
学習の締めくくりは、蒲生八幡神社へ行き、日本一の巨樹、「蒲生の大楠」を見学しました。樹齢1500年、高さ約30mのどっしりとした姿に力強さを感じました。
今回の学習を通して、様々な生きものが森林の中でつながっていることがわかりました。また、森林を守ることは、私たちのくらしを守ることにもなります。身近な環境にも注目しながら、日々生活するのもおもしろいでしょうね。
羽月西校区の森林には、どんな種類の樹木があるのでしょうか。また、その樹木のなかには、何種類の動物が暮らしているのでしょうか。夏休みの課題として研究してみるのもいいかもですね。
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